世界ランキングの仕組み

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ランキングのシステムやスケジュールがどんな風になっているのかざっくり説明したいと思います。細かく書くと長くなりすぎるので、また別の機会に紹介したりしていきます。それと、テニス界の色々なルールは毎年どんどん変わっていくので注意が必要です。

世界ランキングとは?

  • ATP (Association of Tennis Professionals) 男子プロテニス協会
  • WTA (Women’s Tennis Association)  女子テニス協会
  • ITF (International Tennis Federation)  国際テニス連盟

上記3つの組織が管理している大会で得たポイントが世界ランキングに反映されるものとなります。

これらの組織に登録した世界中のプレイヤーが参加することができます。

それぞれが結構ややこしい仕組みなので詳しくはまた別の記事で書きたいと思います。

プロテニスプレイヤー 

プロテニスプレイヤーは世界ランキングを上げるために転戦し、試合で勝つともらえるポイントの積み重ねでランキングが決まります。基本的に1週間で1大会が行われますが、グランドスラムなどの大きな大会は2週間でやるなど例外もあります。

週単位でスケジュールが決まっているので、選手間では

「8月の2週目どこの大会いく?」とか

「8月10日の週から4週アメリカに行く予定」とかって会話になります。

  

ポイントの有効期限は1年。

丸1年経ったらなくなってしまいます。なのでわりと常に大会に出続けて勝っていないとあっという間に減ってしまします。

大会には出場制限数はありませんが(18才未満の選手にはあります)、

女子の場合は獲得ポイント上位16大会

男子の場合は獲得ポイント上位18大会 (最近知った)

この累計ポイントでランキングが決まります。ですので闇雲にたくさん出ればいいわけではなく、年間を通したスケジュールが大切になってきます。

  

世界ランカーになるには

最初の段階で苦労する選手もいるかもしれません。

女子の場合は3大会でWTAポイントを獲得、もしくは一つの大会で10点以上とった場合にランカーになることができます。(ルールが変わってなければ)

そもそも最初はノーランカーなので、大会に出ることも難しい場合があります。エントリーした人の中で、ランキング上位から順に出場が決まってくからです。

そういうときは、レベルが低く人が集まらないような大会を選んだり、予選のドローサイズの大きい大会を探すしかありません。

例外として、WC(主催者推薦)で本選出場の権利をもらうという方法もあります。基本的にこれは難易度高いです。こちらについてもまた今度説明したいと思います。

昨年(2019年 )、大幅なシステムの変更がありました。
WTAポイントを取れる大会に出るために、ITFポイントを取るというようなルールができました。
しかし殆どが自分に関係のないところでしたのであまり詳しくありません。
さらに現在コロナウイルスの影響で状況がどんどん変わり、それに伴い決まりごとなども追加されており、これからもどうなるかわかりません。
ですので、またはっきりわかったことがあればお知らせしたいと思います。

  

プロをを目指すジュニアにおすすめしたいこと

高校生の段階で、国内のプロ大会にエントリーすることです。

理由としては、

  1. 自分の力を確認することができ、雰囲気を実際に感じることができる
  2. オムニコートの大会がありポイントが取りやすい
  3. プロ転向したときにスムーズに入っていける

このあたりでしょうか。

  1. に関してはそのままですね。今の自分の実力や、ここでやっていけるのかを試すことができます。もちろん会場の雰囲気も感じて欲しいです。自分から行動しないと待ってるだけでは誰も何もしてくれない世界です。練習相手さえ見つかりません。手厚いサポーターがいてくれたら別だけど。
  2. 海外にオムニコートは殆どありません。ということは外国選手はオムニでの経験が少なく、あまりうまくない人が多いです。そうなるとわざわざ日本に来ないので大会のレベルが下がります。日本人プロもオムニでやる機会が少ない人が多いです。なので出場、勝てるチャンスが広がります。
  3. ランカーかノーランカーではかなり違います。ランカーならば1番低い賞金の1万ドルならほぼ確実に出られます。出られることがわかっていれば予定がたてられます。会場でやらなければいけないことや決まりごとなどを先に覚えておくと、海外に行ったときも困ることが少なくなるかなと思います。あとは友達や顔見知りを増やしておくと、練習したりわからないことを聞いたりもできますよね。

      

今回はここまでにしておきます。

こんな感じで、自分の経験やもっとこうした方が良かったと思うことなども書いていこう思います。

今はみんなが大変な状況ですが、プロテニスプレイヤーになりたいと思っているジュニア選手達を応援しています!

会場で私を見かけたらなんでも聞いてね。

  

最後まで読んでくださりありがとうございました。

       

コメント

  1. マサ より:

    舞ちゃんこんにちは!
    選手のポイントランキングはなかなか難しくて、細かいことはよく分かりませんが、舞ちゃん達のアドバイスで、次の世代がどんどんステップアップして世界の大会に出るチャンスになると良いですね。

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