【迷いが消えると恐怖が消える】素直な感情から気持ちがわかるとき

飛行機からの写真
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恐怖を感じるのには様々な理由がありますよね。
ある種の恐怖には、物事に対しての自分の奥底の気持ちがわかるバロメーターのような意味があると思っています。
自分自身のことって案外よくわかっていないこともあるのではと思います。

恐怖に限った話ではなく、気持ちに対しての理由がわかると自分自身への理解が深まり、以下のようなことがしやすくなりました。

  • 自分に合った環境や人間関係を作りやすくなる
  • 迷った時の判断材料になり、打開策も探しやすい
  • やりたいことが見えてくるようになる
  • いつまでも成長できる

今日は私がそれを感じるようになったきっかけのお話しをします。

プロテニスプレイヤーといえば、世界各国を移動し続けながら試合をするものです。

ですが私は昔からずっと飛行機に乗ることが怖くて大嫌いでした。
当時はよくわかりませんでしたが、飛行機に乗る時は一人のことも多かったので、知らない地に行く孤独感、飛行機が揺れる度にこのまま落ちて一人で寂しく死ぬかもしれない、、という不安だったり、色々な感情が入り混じっていたのかと思います

どのくらい嫌いかというと、福岡から東京に帰るのに、わざわざ時間がかかる上に運賃も高い新幹線を選んでしまうくらいです😅

でもあるとき気付いたらその不安から開放されていました

みなさんもそのような体験をしたことはないでしょうか?

心境の変化

実は十代、二十歳くらいの時は海外遠征自体も嫌いで、日本に帰りたくて仕方ありませんでした。
自分はこの仕事に向いてないのではないか、この先やっていけるのか、と悩んでいた時期もあります。

でもあるときから、よりテニスに向きあうようになり、好きになり、この夢の挑戦中に死んでも悔いはないとさえ思うようになりました。(大袈裟ですね笑)

あるときっていうのはまた別の時に書けたらと思います。

そしたら不思議なことに、泣くほど嫌だった飛行機への恐怖が殆どなくなり、遠征先に行くことへの苦痛もなくなったんです。いきなりというか、気付いたらって感じですね。

最初は深く考えていませんでしたが、徐々に、迷いがあったことで色々な不安を感じていたのかもしれないと思うようになりました。テニスに向き合うことは自分に向きあることと同じようなもので、そこで自分の意志がはっきりしたことが良かったのかなと思います。

今でも飛行機に乗ることは好きではありませんが、昔のような感覚にはなりません。

そのことに気付いてからは、自分が
「緊張」、「悲しい」、「嬉しい」、「楽しい」「嫌な感じ」、「イライラする」
などの感情に対して、その理由を深掘りして考えることが増えました。

そうすることで、なんとなく気持ちの法則のようなものが見えてきて、結果的に自分をよく知っていくことに繋がります。

大事なのは素直になること

自分の中で意地を張って本当の気持ちに気づかないふりをしたくなることもありますが、その意味のないちっぽけなプライドを捨てることが成長するために大事だと考えています。

例えば何かに失敗したとき。誰かのせいや環境のせいにしてしまいたくなる時もありますが、結局それで損するのは自分です。原因を探って改善すれば良くなるのに、ずっと目を背けたままでは何にもなりません。

そういう風に考えているうちに、色々なことの見え方が変わり、なんでもトライしてみようという気持ちになったし楽しめることも増えていきました。

ネガティブな感情があるときは、その対処法が見えやすくなったことで、そこにとらわれる時間は減ったと思います。

テニスはわりと孤独なスポーツですから、自分自身と向きあう時間も多いです。今でも悩むこと、素直になれないこともたくさんありますが、そういうときは時間をかけてなるべくこの原点に戻って、自分の気持ちに素直に耳を傾けられるようにしたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。